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IMG_2373_2   しつけ教室に参加しようと思われる飼い主さんはしつけに対する意識も高い。高いからしつけ教室に来られる時点で、ある程度のしつけができている子が多い。そういう飼い主さんは、より高度なしつけを求めて来られる。 もっと基本的な、本当にしつけが必要な問題行動を抱えている子。たとえば攻撃性がひどかったり、極端な怖がりからの咬みグセだったり。そういう子の場合、他の人に迷惑をかけてはいけないという遠慮から、しつけ教室に参加することを躊躇される飼い主さんもいっぱいいらっしゃる、ということに気づいた。 本来、しつけ教室というのは犬のしつけもするが、飼い主さんにしつけの方法を理解してもらうのが一番の目的だ。飼い主さんのしつけ勉強会といってもいい。 そもそもしつけというと、なんだか犬を服従させて、飼い主の意のままに操縦するイメージだ。ほとんどの犬たちは使役犬じゃないのに。家族として一緒に生活する愛犬には、しつけではなく、家族のルールを理解させる教育をしないといけない。目標はそこにある。 しつけではなく教育。飼い主さんは愛犬に家族のルール、人間社会のルールを教える先生にならないといけない。そのための知識や技術、心構えを飼い主さんに伝えるのが、いわゆるしつけ教室の役割なのではないかと思う。 つまり、しつけ教室に犬はいなくていい。その方が参加しやすい人もいっぱいいる。本当に参加しないといけない飼い主さんたちが来やすくなる。ただ、机上の空論にならないように、後日個別相談は必要だ。個人懇談と家庭訪問が一緒になったような感じで。 犬がいないしつけ教室はどこでもできる。都会のど真ん中のビルの一室でもできる。喫茶店でもできる。ファミリーレストランでもできる。そうだ。居酒屋でもできる。それがいい。酒を飲みながらあれこれ語ろうじゃありませんか。最高だ。そうしよう。それがいい。 うそです。真面目に考えてます。 どやさ。]]>