友人と言うのも憚られるが、親しくさせていただいている日本旅行のカリスマ添乗員平田進也さんにご縁をつないでいただき、著者の畠山健二氏とは、「けんちゃん」「かずおちゃん」と呼び合う中年同士としては少し気持ちが悪い友人関係でもある。
53年も生きているといろいろなご縁(悪縁も含む)をいただくものだが、つくづく感じるのだ。ご縁というのは端倪すべからざるもの、予測不能でどこから現れるかわからない。そして、自分でも驚くほど見事に波長が合う時がある。
波長が合うと感じているのは私だけかも知れないが、先日も店の定休日に合わせ、仕事を兼ねてという理由をつけ、実はけんちゃんに会いに東京くんだりまで出かけた。
偶然同時期に仕事で上京していた友人たちも合流し、これまた平田進也さんにご縁を繋いでいただいた中尾さんのお店、あの「にじゆら」さんがいよいよ東京進出で第1号店を出店されたので、まずはお祝い持参で表敬訪問したら、ほぼ同時に大阪府堺市の竹山市長が来られたので驚いて逃げるように店を後にする。
その後はけんちゃんのガイドによる、ディープ東京下町ツアー。秋葉原では「あまちゃん」に出てきたスポットを巡りに中年どもは歓喜し興奮し。
上野の西郷さん前でこれまた年甲斐もなくみっともなくはしゃいで写真撮影し。
浅草寺では金色色に輝く五重塔に感嘆し。
浅草演芸ホール前で、けんちゃんの弟子の漫才師陽昇さんたちと記念撮影し。
浅草といえばこの人。現在の浅草で唯一ビートたけしさんをたけちゃんと呼べる人、鯨料理の捕鯨船の大将、サンジャポでもお馴染みの河野通夫さんとご一緒し鯨料理に舌鼓を打ち。
伝説のスナック由紀では、PHP文芸文庫編集長の根本さんのさだまさしそっくりの歌声に酔いしれ、歓天喜地江戸下町の夜はおけら長屋の人情舞台そのままに更けていった。
歓待を受けたから言うわけではなく、シリーズ3巻累計10万部「本所おけら長屋」、人情小噺お色気話、落語のようなテンポと絶妙な「間」を表現しつつ笑わせるこの本は天下一品です。
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人も本も、縁は必然だと思う今日この頃。
どやさ。↓