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２度ほど霊体験（幽霊を見た）をしたことがあるのですが、スピリチュアルな事は全く信じません。昨日の夜もそっち系の番組がゴールデンタイムに２本もやっていましたね。阪神もさっさと負けたし、チラチラ見ていたのですがちっとも怖くない。
芸能人がロケで廃屋に入って行ってワーワーキャーキャー言ってるのなんて、怖いというよりお笑いに見えてしまう。それはそれでいいけど、霊媒師とか胡散臭すぎでしょ。よく真剣な顔してあんなこと言えるもんだとそっちに感心してたら、先生（奥です）が横でこっちも真剣な顔して「へぇ〜そうなんやぁ〜」って……まじか。
おとといの夜だから、そんな番組に感化されたわけじゃないことはハッキリしてるんですけど、死んだ親父が夢枕に立ちまして。夢枕に立ったっていうと幽霊が出たみたいだな。夢に出てきただけです。それも臨終の場面。「おとん、ありがとうな、ありがとうな」ってしきりに礼を言ってるバカ親父（私）。
母と二人暮らし。ほぼ寝たきりでヘルパーさんが通って面倒を見てくれていた親父は、昼ヘルパーさんが来ている時に突然逝ったので死に目に会えなかったのです。仕事中、突然母から電話が入って「お父さんが！お父さんが！」てパニクってる。
その慌てようで状況を察したので「おとんの耳に電話を当ててくれ」と言って「おとん！おとん！」と店で大声で叫びましたが、その声が聞こえたかどうかもわかりません。そのことがずっと心のどこかで引っかかっていたから、たとえ夢でも改めて最期のお別れをさせてもらえて、お礼もちゃんと言えて嬉しかったのです。
そしたらね、昨日はなんだか仕事でもいい知らせが入ってきたりして。おとん、えらい。これからもよろしくね。そして今月８月後半には私の誕生日がやってくるのです。３年前のあの日から、その日は悲しい日になってしまったのですけど。
愛犬しーちゃんの命日です。しかしまぁ、バカ親父の誕生日に逝くなんてミラクル。絶対忘れないようにされたとしか思えない。そんなことしなくても忘れないのに。おかげでフェイスブックの誕生日も非表示にしましたから。おめでとうメッセージもらえるのは嬉しいんですけどなんだかね。女々しい親父だなぁ。
先生ともその幽霊お笑い番組を見ながら言ってたんです。しーちゃんの幽霊なら出てきてほしいなぁって。幽霊でもなんでもいいから会いたい。それは夫婦二人の共通の気持ちでした。なんだかな。やっぱりしーちゃんの思うツボだ。やられた感ハンパない。どやさ。
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幽霊でもなんでもいいから会いたいと思った夏の夜
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