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IMG_5387   愛犬にだ。ペロペロなめられるのではなく、おいこらなめんなよ、の方だ。どういうところでそう感じるのですか?と聞くと、ご飯のときに手を出したら噛まれるんですぅ。散歩もめっちゃ引っ張られるしぃ。寝てるのどかそうとしたら唸るしぃ。きゃはははは。・・・嬉しそうだ。どうしよう。 人でもよくある。彼氏が暴力的で浮気者で酒好き博打好き。周りはみんな「あんな男のどこがいいの?」「早く別れなさい!」という。ところが本人は「でも本当は優しくていい人なの」「私がわかってあげないとあの人ダメになっちゃう」とほざく。もう十分すぎるくらいダメな人なのにそれがわからない。 これがまた男の方も男の方で。さんざん暴力を振るった挙句に泣く。「ごめんよ、ごめんよ。もうこんなことしないから。ごめんよぉ」「けんじ!」「まさえ!」うわ〜〜〜ん。横から見ていたら意味不明だが当の本人たちは二人の世界だ。名前はフィクションです。 なんの話だったっけ。そうそう。犬になめられてる話。誰がどう見てもなめられてます。早くなんとかしないとどんどんエスカレートします。まちがいなく。そのうち、あなたの財布からお金を抜き取るようになるんだ。隠れてやっている間はまだいい。 あなたが仕事から帰ってくるのを待ち伏せして。「おい、金じゃ金!」「そんなのないわよ!昨日も持っていったでしょ!」「じゃかあしい!だまって出せ!」と財布をふんだくっていく。酒臭い。カンカンカンカン。アパートの階段を降りていく彼。追いかけるあなた。 階段の下には見るからにケバいおねえちゃんがくわえタバコで待っている。「けんじ!遅いじゃないのぉ。」「わるいわるい、よっしゃ今日はパーっといくでパーっと」けんじは女の肩を抱きかかえるようにタクシーに乗り込む。 呆然と立ち尽くすあなたを嘲笑うように走り去っていくタクシー。それをただ泣きながら見送るあなた。そのうち寂しさに耐えきれずクスリに溺れ、あなたはついに夜の街角に立ちお客をとるように・・・・ えっと、なんの話でしたっけ。そうそう、だから犬になめられてる話。つまりそういうことです。早く手を打ちましょう。 どやさ。↓]]>