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IMG_0123.JPG ペット産業がまだまだ成長市場であるということは疑う余地のない事実だと、愛犬家の皆さんであればご理解いただけると思います。 テレビではペット関連の話題に事欠かず、巷には新規オープンのドッグサロンがひしめきあい、弊店にも新製品のフードやグッズの案内が来ない日はないと言っても過言ではありません。 殺処分の問題や生体販売方法などの諸問題こそあれ、欧米にはまだまだ及ばないものの、日本のペット産業はもはやブームではなく、本格的な文化として根付いてきたと言えます。 ところが、たとえばトリマーさんやトレーナーさんなどペット関連の資格は、特別な技術が必要でこそあれ国家資格ではなく民間資格です。つまり、やる気さえあれば誰にでもできる職業ということになります。 前回の記事にも書きましたが、私は素人でした。時効の今だから言えますが、オープン初日にトリミングのご予約がそこそこ入り、ベテラントリマーの友人が手伝いに来てくれていなかったら、一体どうなっていたことか。 その日の夜、自信を喪失した相方が涙ながらに「私出来ないかも知れない・・・」と訴えてきたことは今でも鮮明に覚えています。本当に素人だったのです。 あの時に、今の知識があればあんな苦労はしなくて済んだかも知れません。いえ、その苦労があったからわかったことかも知れません。さて、ここからやっと本題に入ります。 なぜ、独立開業は自宅でペットホテルがいいのか。ペットホテル開業に必要最低限のポイントを書いてみたらわかります。 ①どんな犬にも愛情を持って家族同然に接することができること。 ②感染症や基本的な体調の変化に気づく知識。 ③犬たちと良好な関係をつくるために必要な知識 ④ノンストレスフリーでお預かりすることのできる環境 経験上、ペットホテル経営に最低限必要なことはこの4つです。①は当然として、②については犬の疾患について学習する必要がありますが、法律上応急処置以外治療は行えませんので、私は近くの獣医さんとのコミュニケーションを重要視しています。これなら誰にでもできます。そして③、これは犬の習性などトレーナー寄りの知識を独学、④については一戸建て、分譲マンション、ペット可の賃貸マンションであれば可能です。理想は庭付き一戸建てですが・・・。 いざ開業すると皆さん欲が出てきて、いろいろな資格や技術を習得したくなるものですが、まずはこの4つさえクリアしていればペットホテルを開業することは可能なのです。そうです、勉強は必要ですが特別な技術職ではないのです。何より、預ける側として考えた時、お家のような環境で預かってもらえることがどれだけ安心できることか。そしてもうひとつの要因はその売上と利益率なのですが、お金の話は順を追って詳しく書かせていただきます。 漠然と「いつか自分でなにかやりたい」「起業したい」と考える方はたくさんいらっしゃいますが、「これがしたい!」というのを見つけられず、生活のために悶々と日々に流されていくことが多いのが現実です。犬が好き!という気持ちさえあれば、一度イメージされてみてはいかがでしょうか。きっと一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。 どやさ。]]>