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(null) 前回も書きましたが、売上や利益率、つまり平たく言えばどれほどの収入が見込めるかというところはとても大事なことなので、すぐにでも書きたいのは山々なのですが、どうしても先に書いておきたいことがあります。 テレビ等各メディアでもお馴染みの株式会社日本旅行のカリスマ添乗員平田進也さんとは、弊社が主宰しております「おもしろ旅企画ヒラタ屋公認わんわん倶楽部」でもお世話になり、公私ともに仲良くさせていただいております。 商売は笑売だ!を実践されている平田さんがいつもおっしゃっていることなのですが、近江商人の「三方よし」、売り手よし買い手よし世間よし〜売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や複利の増進に貢献しなければならない〜(ウィキペディアより)、という理念。 ペットホテルビジネスにおいてこの「世間よし」は何なのか、そこが肝になると思っています。たとえば、散歩の時におしっこを流すマナーウォーターを持って歩く、これは迷惑をかけないための最低限のマナーであって世間よしではありません。ペットホテルビジネスの社会的な意義は、簡単に書くと以下の流れで生まれると常々考えています。 ①安心できるペットホテルに預けると飼い主の自由行動の範囲が広がる。→ ②飼い主のストレスがなくなり定期的に距離を置くことにより犬との良好な関係が強化される → ③犬との生活に対する意識の向上 → ④虐待や放置など不幸な問題の減少 → ⑤日本の殺処分ゼロ社会実現 ②と③について少し詳しく書きます。人間関係と同じで皆さんも経験がおありだと思いますが、たまに距離を置くということはとても大切なことです。ペットホテルの生活は犬たちもいつもの「家族という小さな群れ」から離れ、犬社会という別の群れの中で本能を刺激され、飼い主さんには見せない別の顔を見せることがよくあります。 ペットホテル側は、その行動からその子本来の性格を観察し、飼い主さんにお返しするときにはその報告とその子との共同生活における簡単なアドバイスを差し上げることで、より円満な関係が強化されるサポートをする。これが④に繋がる小さな一歩となり、大きな目標である⑤への貢献になると考えます。 日々のニュースでも、三方良しの世間よしが欠如しているから潰れたんだろうなと感じる会社が多くありませんか?おかげさまで、社会で成功されている皆さんといろいろなご縁をいただき、その方たちに商売において最も大切なことはこの世間よしだと教えられてきました。でも爪に火を灯すような苦しい生活をしながら、世間よしだ社会的意義だと声高らかに叫んでいても商売は長続きしません。 やはり先立つものは必要です。読者の皆さんの中には財産の心配など不要な方もいらっしゃるでしょうが(笑)、あくまでもこのブログカテゴリーでは、お金がないところからスタートした私たちの経験をもとに書いていきます。 セミナー等でも皆さん一気に目が覚めるどころかキラキラ輝いてお聞きになる大事なお金の話はもう少しお待ちください。次回は自宅でペットホテルを開業することのメリット、デメリットについて書かせていただきます。焦らしているわけではありません。すべて同じくらい大事なのです。 どやさ。]]>