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ペットホテルを始めて10年が経ちますが、大事にしているポイントは「犬も人もノンストレス」なことです。 預けられる犬たちは飼い主さんと離れることでもちろんストレスがかかるのですが、預ける側の人だって大事な家族を他人に預けるというストレスがかかる。 この両方のストレスを軽減することが何より大事で、どちらか一方が欠けてはいけません。犬たちのストレスが軽減されていることが目に見えてわかることが、飼い主さんのストレス軽減に繋がることは間違いありません。 お客様に対してお預かり状況を口頭で説明ご報告し、カルテに記録していたとしても、下痢など、体調を崩してお返しすることになれば、果たして報告がどこまで信用していただけるのか。犬は話すことができません。そこが問題なのです。さて下の動画。先週のペットホテル動画です。

この日初対面の2匹が楽しそうに戯れています。このひとつの動画を見るだけで、飼い主さんは愛犬がどれだけノンストレスで過ごしているかがわかります。つまり動画に勝る報告はないと思うのです。動画はこれだけではありません。24時間見守りの定点カメラも設置しています。
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よく勘違いされがちなのですが、フリースペースのお預かりだから必ずノンストレスというわけではありません。ほとんどの犬たちは存外狭いスペースを好みます。これは犬たちの本能の縄張り意識とも関係しますが、総じて狭いほうが安心できるのです。 昼間は自分の縄張りではない環境の中で、スタッフの助けを借りながら他の犬たちと交流し仲良くできるのですが、家のようにリラックスして熟睡することはやはりお店に慣れないと難しく、みんな疲れています。 ですから夜は、誰にも邪魔されないこのペットマンションの狭い空間は、犬たちにとって必要な休息場所となります。 どうしても狭いところに入れられるのがダメな犬もいます。前もってその情報があれば対処できますが、そうでない場合も多く、その観察のための定点カメラは24時間LIVEで動画を配信し、私はそれを自宅ではテレビで、出先ではスマホで確認できるようになっています。 これからは、犬も人もノンストレスで安全快適は当たり前、もっとできることがある筈で、絶えず新たなサービスを模索追求していくことが、私たち命をお預かりする者の最低限の責任だということで、来年新たな挑戦を始めます。
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さらなる上のペットホテルを目指して・・・。おほほ。      どやさ。

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