←まずはポチッと。 犬は、その人が犬を好きかどうかがわかる、という話を聞いたことがありませんか?それは犬たちが自分との距離の取り方や接し方、声のトーンや姿勢など、いろいろな要素を踏まえ直感的にその判断をしているのだと思われます。スピリチュアルな能力があるわけではありません。 いつもご飯を上げているのは私なのに唸られるとか、いつも家にいないくせして、しかもたまに気の向いた時にしか相手にしないくせして旦那のいうことはよくきくとか、いいとこ取りしてあぁ腹が立つ~っということがあると思いますが、それはあなたを嫌いだからではありません。愛犬が状況を判断し、上下関係の序列がそうなってしまったという悲しいお知らせではありますが。 トリマーという人たちの仕事は、「トリミング」という往々にして犬が嫌がることをする仕事です。それでも犬たちはそのトリマーさんが大好きだったりするところに、犬に好かれるヒントが隠されています。実はトリマーこそ、何を隠そうスピリチュアルな能力を持っています。うそです。 「好きになってもらうにはまず自分からその人を好きになりなさい」とよく言われますが、自分のことを嫌いな人のことを好きになるのってなかなか難しい。でもたしかに犬の場合、トリマーもトレーナーも人並み以上に犬好きな人でないと出来ませんから、やはりそこは第一の基本です。 そしてプラス、「えぇ?そんな単純なこと?」と思われるほど目立たないテクニックを、実はトリミングテーブルの上で駆使しているのがプロのトリマーです。トリミングテーブルは狭くて高さがある、それも一つのポイントですが、その上でトリマーに唸ったり噛もうとしたりする子に対する対処法に秘密があります。 唸られてもやめない。ビビらない。離さない。まぁいちいちやめていたりすると仕事にならないのですけども、それだけで時間とともに犬たちは従順になっていきます。どれくらいで従順になるかは、10分だったり何回もかかったり、犬によって差があります。あとは根くらべです。全然秘密になってませんね。 追いかければ逃げるけど、逃げれば追いかけてくる。だから押して押して押して、ふっと引く。甘えて甘えて甘えて、無視……というような恋の心理を駆使する百戦錬磨のお水の花道のプロみたいな手練手管は必要ありません。第一相手は犬です。人よりずっと単純で純粋です。ずーーっと。 そして犬との信頼関係構築には、人とのそれほど時間がかからないことも多く、「一目会ったその日からぁ、恋の花咲くこともあるぅ」と、初対面で犬がその人を大好きになることも多々あります。そして一度そうなると、多少嫌がることをしても全然平気、それこそが犬たちの真骨頂です。 猫もいいですが、やっぱり私が犬を好きなのは、犬たちのそういった性格によるところが大きいのかもしれません。なんか、テクニックを駆使されてるのはこっちなのかも。でも、大丈夫。犬たちには、貢いで貢いで貢いだ挙句にサヨ〜ナラァ〜なんてされることはありません。愛は必ず成就します。フラレない、最高だー。どやさ。
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