犬と会話できる男

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  仕事で犬まみれ、家でも３匹の愛犬まみれ。 本棚も犬まみれでちなみにテレビも犬の番組があればそれもほぼ見ている。奥さんが。（しかもケーブルテレビを含む） 特にしつけ本が多くて中にはかなり専門的なものまである。 じゃあ買った本を全部隅から隅まで読んでいるのかというと全然そうでもない。 そういえば学生の時買った参考書もほとんど新品だった。 買っただけで出来る子になった気分になるアレだ。 典型的な勉強出来ないダメダメなやつパターンだ。 しかし昔の人はよく言ったもので、百聞は一見に如かず。 毎日リアル犬まみれの生活を１０年以上も続けていると、犬と会話することができるようになってきた。 ちがうな。ちょっといい格好言い過ぎました、ごめんなさい。 でも犬の言いたいことは手に取るようにわかるようになってきた。 表情や仕草や空気で、その子の精神状態や気持ちを慮ることが出来るようになってきたのだ。と思う。の筈。たぶん。 送迎中も助手席に乗っている犬たちの声が、ビシビシバシバシ伝わって来る。 １０年の経験は伊達じゃない、専門書なんて目じゃないのだ。 事件は会議室で起きてるんじゃない！現場で起きてるんだ！ ちなみにこの子は、こんな可愛い顔をしてこう言っている。 「おっさん、家まだか？」   間違いなく本当です。どやさ。↓]]>