おはようございます、あんさんです。
昨日、ちょうどブログを書き終えた早朝6時前、89歳になる母がお世話になっている介護付き老人ホームから電話で、腹痛と39.6度の高熱のため今からお母様を救急搬送いたしますと連絡が入りました。
数ヶ月前にも同じようなことがあり、その時は腸閉塞だと診断され、すぐに開腹手術をしなければ命に危険が及ぶと緊急オペ。なんとか奇跡的に危機を脱出し、元気になったのですが、さて今回は……。
病院には既に施設のスタッフの方が一緒に行ってくださっているということで、私もすぐに母が搬送された救急病院に走ります。
早朝で高速もガラガラ。1時間ほどで病院に着き、待合室で検査結果を待ちます。相当待った後ようやく診察室に呼ばれ、検査結果は腸閉塞ではなく、今回はウイルス性の腸炎で投薬だけで済みそうだと説明を受け、ホッとしたのです。
その時、横のベッドに横たわる母に「まだ痛いか?大丈夫や、すぐ治してくれるって」と声をかけると「ハイ!」となんとも明るく元気な返事。まるで幼稚園児です。
以前の入院の時もそうでしたが、認知症で要介護度5の母は、私のことを病院の先生と思っています。だから行くたびに「先生、先生」と呼ばれます。笑泣
病状の説明を受け入院の手続き待ちの間、母のベッド横でお世話になっっている介護付き老人ホームのスタッフの方とお話ししましたところ、これが私の知らないことだらけ。
歌が上手で施設のクリスマスパーティーで”きよしこの夜”をワンマンショーで歌い上げただとか、ぶどうジュースが大好きで、夜中に騒ぎ出した時にぶどうジュースを出すと静かになるだとか……。
なんだか、子供に返った母の、そんなあれこれを聞いていたら泣けて来て……。「おかん、親不孝なバカ息子やなぁ、ほんまごめんなぁ……」という私に、「先生、ありがとうございます」とまた礼を言う母。
退院したら、うちの連中を連れて会いに行こう。きっと喜んでくれる。もっともっといっぱい会いに行こう。そうだ、雪子はサンタ雪子で行こう。もう年が明けてしまったけど、見せてあげたい。
「先生ありがとうございます」じゃなくて、もう一度「かずお、きてくれたんかぁ」と言われたい。「もうちょっと顔見せてや」と昔みたいに責められたい。
雪子サンタさん、頼むよ。セラピードッグの腕の見せ所よ。ちがうけど。どやさ。
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