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おはようございます、あんさんです。

 

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「鳴き声がうるさい」というご近所からの苦情について、読者さまからご相談メールをいただきました。簡単な回答と共に、本日のブログをご覧いただきますようにと返信させていただきましたが、ご近所トラブルは意外とこじれます。

数年前に鳴き声による近隣トラブルで、犬がバットで殴られ重傷を負う事件がりましたが、その時に書いたブログ記事を少し改訂して書いてみました。これから犬との生活を考えておられる皆様にも、少しでも予防になれば。以下〜

 

立派な犯罪なのだが……

 

隣家の飼い犬(外飼い)の吠え声が原因となったご近所トラブルで、犬は隣人に金属バットで殴られ、頭がい骨骨折の重傷を負った。これはもちろん犯罪で殴った方は逮捕されている。

理由はどうあれ、犬を金属バットで殴るという行為は言語道断だ。でも、外飼い犬の吠えに飼い主さんはどういう対処をしていたのかも気になる。事の良し悪しではなく、少し検証してみたい。

 

人にはそれぞれの価値観がある

 

たとえば、夫婦なら価値観が同じであることが円満の重要ポイントになる。美人、イケメンの相方も素敵だが、夫婦円満にはあまり関係がないと思うのだ。

旦那がイケメンだったら逆に心配じゃないのか?奥に聞いてみたら経験がないからわからないと言う。なるほど。もちろん、外見に価値を求める人もいるが、つまりそこでも夫婦の価値観の一致は重要になる。

実は犬との関係、さらに近隣との関係にも価値観が関係してくる。犬に何かしらの問題行動があるとき、その問題行動をどれだけ問題に感じるかは人によって違う。

今回の事件は「吠え」という問題行動に対して起きた。どれほどの吠えだったのかはわからないが、世の中にはこれをまったく気にしない人もいる。

でもその人は吠えは気にならなくても、粗相は許せないかもしれない。食糞などという行為に対しては異常に嫌悪感を示すかもしれない。やはり、そこは人によって価値観が違う。

 

犬種特性の認知

 

この事件前に犯人は犬の吠え声に対して被害者宅に抗議のメモを投函したという。そのメモに驚いた今回の被害者である飼い主はご近所に鳴き声について聞いて回ったところ、鳴き声は特に気にならないという人が大半だったという被害者の証言を載せた記事もあった。

犬を飼い始める時には、犬の特性を知った上で飼うのが大事なのだが、ここでその犬種が特性として「吠え」があると知っても気にならない場合、自分はまずはそれでいい。

必ずしつけで直せるが、仮に直らない場合に飼い主の価値観と愛犬の行動が一致しないと、ずっと愛されていくことが難しくなるかも知れないからだ。

そして、次に大事なのは世間様に迷惑をかけない環境で飼えるかどうか。今回事件になった犬種の吠え声はなかなか強烈な印象だ。

それを知った上で、世間様に迷惑がかからないように飼うのが飼い主としての責任なのだが、果たして飼い主さんは犬種特性を含めたそれを初めから理解していただろうか。

 

周辺環境に応じた躾の必要性

 

飼い主さんと愛犬と世間様の三方良しが理想として、今回のこれは三方悪し、みんなが不幸になっている。

犬に頭がい骨骨折の重傷を負わせた犯人は許せない。飼い主さんはあくまでも被害者だ。しかし、まったく責任がないかといえば、それも少し違う気がする。

「犬」「鳴き声」「うるさい」で検索すると多くの迷惑されている人たち、また逆に鳴き声で困っている飼い主さんの記事にヒットする。

この事件を通じ私たちは、犬を飼う事の責任と周辺環境に応じたしつけの必要性を再確認しないといけない。間違いないことはただひとつ、犬に罪はない。

 

以上、ご参考まで。どやさ。

 

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