トンネルを抜けるとそこは雪国だった。
川端康成の雪国そのままだ。10km以上あるトンネルを抜けた途端、一面に広がる銀世界はわーいわーいなんて呑気なものではない、いきなり猛吹雪だ。まじっすか・・・それまで快調に運転していたけんちゃんも途端に慎重になる。そりゃそうだ。あぁこわい。
けんちゃんの別荘でもあるマンションになんとかたどり着きまず風呂へ入り、新幹線で追いかけてやってくるPHP文庫根本編集長の到着を待つ。そう浮かれている場合ではない。仕事だった。夜8時到着の報せを受け駅前にある初めて入る居酒屋へ移動。編集長と合流する。
2時間ほどで、生ビールから始まり熱燗2合徳利を10本は空けただろうか、すっかりいい気持ちになってマンションへ帰るとすでに車の上には雪が20cmほど積もっている。これを下ろしておかないと明日の朝が大変だということで、酔っ払いオヤジ3人でせっせと雪下ろしをする。楽しそうな顔してるけど酔っ払ってるだけで実は必死なのだ。
雪下ろしのせいですっかり酔いも冷め、部屋でまた飲み直す。でもすっかり冷めたと思っていたのは勘違いだったようで、この後1時間ほどの会話を覚えていないことがあとでわかった編集長は、せっせと仕事の電話もかけていた。それも覚えてないそうだ。でも仕事になっているのだからすごい。
某の仕事はいったいいつ始まるのでしょう。つづく。
どやさ。↓