Pocket

 

おはようございます、あんさん(@kazuo_ansan)です。

 

犬のお留守番

 

先日書きました「分離不安症について〜愛犬のお留守番対策とおすすめグッズ」をご覧になった読者の方から、お留守番は何時間まだ大丈夫ですか?と、ご質問がありました。記事↓

[blogcard url=”/?p=10452”]

 

犬を飼っているなら誰しも、愛犬にお留守番をさせることがあると思いますので、今日はそれについて。

 

お留守番の限界時間

お留守番の限界時間は、犬によってちがいます。

経験上ですと、短い子で1分(笑)、長い子だと12時間くらいでしょう。

1分の子は分離不安の可能性大ですから、上に貼ったリンクの記事をご覧になってください。

犬が留守番でストレスを感じ出すのは、成犬で5〜6時間という研究結果も出ているそうです。

落ち着きがなくなり、自分の足をなめたり噛んだり、吠えたり、破壊行動を始めるなどetc、ストレスによる問題行動が起き出します。

子犬の場合は成犬よりもっと短く2〜3時間になるといいます。

 

犬種によるちがい

これは経験上から断言しますが、お留守番の得意不得意は、ある程度犬種特性も関係してきます。

総じて大型犬よりも小型犬の方が不得意です。

特にトイプードル。

甘えたさんが多いからか、甘やかす飼い主さんが多いからか(笑)、お留守番のさびしがり方はズバ抜けている印象があります。

もちろん生活環境により、大型犬で大騒ぎする子もいますが、大勢は小型犬です。

犬は”群れ”による行動が基本ですから、愛犬が1匹だけの場合は特にストレスになります。

 

お留守番の環境

お留守番はサークル内で過ごすのがベストです。

拙著にも書いていますが、犬の縄張り意識に関係しています。

縄張りが広いとあちらこちらに注意をしないといけませんから疲れます。

そのためには、普段からサークルが自分の縄張りということを理解させておくことです。

そして、おもちゃやおやつを使って、サークルに入ると楽しいことがあると教えてあげてください。

詳しくは拙著で。↓

 

 

お留守番の前後がポイント

ある程度は犬種特性があるにしても、これも断言します。

かしこくお留守番ができない原因は、99,9%飼い主さんが作っています。

わざと作っているわけではないので、難儀です。笑

ポイントは飼い主さんが出かける前と、帰ってきた時の行動です。

愛犬の行動ではありません、飼い主さんの行動です。

「分離不安症について〜愛犬のお留守番対策とおすすめグッズ」と若干かぶりますが、ポイントだけ。

 

出かける前

「行ってくるからね、かしこくお留守番しててね、行ってくるからね、かしこくね」

何度も声かけしてませんか?

まずそれがまちがいです。

愛犬にとってそれは、”置いていかれる”というただの合図です。

ゴミを捨てに行くくらいの、軽い感じで出て行きましょう。

飼い主さんにとっては普通の行動でしょうが、愛犬にとっては、さぁ行くぞ〜〜!今から私は出かけるんだぞ〜〜!と激しく合図を送っているようにしか見えていません。

そんな出かけ方はNGです。

これをできていない人が圧倒的に多いと思います。

 

帰ってきた時

○○ちゃーん、ただいまーー!帰ってきたよーー!!

テンションが上がってませんか?

ここも普通に、ゴミ捨てから帰ってきたくらいの平然とした感じでいましょう。

お留守番は特別なことではなく、”それが普通”として捉えさせるためです。

そのためには、飼い主さんも普通のこととして感じておかないといけません。

日中10時間くらいのお留守番で、”数年ぶりの感動の再会”みたいになってませんか?

 

まとめ

かしこいお留守番の最重要ポイントは、

①お留守番を不安に感じない環境を用意してあげること。

②ママ、パパは絶対帰ってくるんだよと分からせてあげること。

この2つだけです。

でも、いくらかしこくお留守番できるからといってもやはり12時間が限界です。

それ以上になるなら、一緒に出かけるか誰かに預けるか、留守番以外の方法を考えてください。

私の店でも、ペットホテルの他に託児もやってますから、どうぞお気軽に。↓

 

最後は宣伝。どやさ。

 ←犬のことばかり

]]>