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056   拙著『愛犬と「幸せ家族」になる方法』の巻末には、愛犬家の間では有名な詩「虹の橋」を載せています。この詩は原作者が不詳、北アメリカの先住民に伝えられてきた物語が元になっているといわれているもので、世界中で翻訳され愛犬家などの間で広まっていったものです。 もちろん日本でも翻訳本が出版され、インターネット上でもあちらこちらに転載されています。著作権の問題があったので、拙著に載せるときは英語の原文をオリジナルで翻訳して載せました。バリバリ編集者女史がやってくれたものをベースに文言を一言二言考えただけですけど。 ちなみに私も含めて多くの方が、愛犬が亡くなった時に「愛犬が虹の橋を渡って行った」という表現をしていたように思いましたが、正確には「虹の橋のたもとに行った」であることに気づきました。原文では、渡っていくのは私たちがあちらの世に行ってから一緒に渡っていくということになっています。 そんな別にどうでもいいような細かいことに気づいた、以下がその私訳です。

『虹の橋』 天国のほんのちょっと手前に、「虹の橋」と呼ばれる場所があります。 この世界の誰かと特別に関わり合い、愛し合っていた動物が死ぬと、 この「虹の橋」のたもとに行くというのです。 そこには広々とした牧草地と丘があります。 たくさんの仲間がいて、一緒に走り回って遊ぶこともできます。 美味しい食べ物と水、そして穏やかな太陽の光。 温かくて心地よく過ごせます。 病気で苦しんでいた子も、歳をとった子も、みんな健康で元気になります。 傷ついたり、不自由になってしまった体も、昔のように元通り。 元気いっぱいな体を取り戻します。 だから、動物たちはとても幸せで満足に暮らしています。 たったひとつのことを除いては……。 それは「特別な誰か」、そう「あなた」が側にいないということ。 そして仲間たちと目いっぱい楽しく走り回っていた、ある時……。 その中の一匹が、ふと遠くを見つめたまま立ち止まります。 輝く瞳は真剣さを帯び、体は小刻みに震え始めます。 すると、突然仲間たちの輪から飛び出して、 草原の上を飛ぶように駆け抜けていきます。 そう、あなたの姿を見つけたのです。 そしてあなたも、会いたくて仕方のなかった愛する友が、 走ってくる姿を見つけました。 ああ……、やっと逢えた……! ふたりは喜びの中、「もう決して離れない」というように、 かたくかたく抱き合います。 幸せのキスがあなたの頬に降り注ぎ、 あなたの両手は大切な友の頭を撫でさすります。 そしてもう一度、あなたを信じきっている瞳を覗きこみます。 それは、あなたの人生で長い間失ってしまっていたもの。 でも決して忘れることのなかった大切なもの。 そしてふたりは、一緒に虹の橋を渡っていくのです。 (英語原文:作者不詳 私訳:安藤一夫、武藤郁子)
  しーちゃん待っててやー。まだまだ行かへんけど。たぶん…。 ちなみに、この記事のリンクにフェイスブックでいいねをいただいている皆さん全員が毎日ポチッとしてくれたら、一瞬で「犬カテゴリー」ランキングベスト10入りするということにも気付きました。そうなったら嬉しいなぁ。嬉しすぎて気絶するかもなぁ。独り言です。気にしないでください。どやさ。でもブログランキングもぜひ応援のポチ(^^)]]>