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うまくやるための強化の原理―飼いネコから配偶者まで

  「うまくやるための強化の原理」もう文言を覚えるくらい何度も読んでいますが、この本が凄いのか私の物覚えが悪いのか、読むたびになるほどなぁと感心ばかりしてしまいます。 動物の行動に対する強化の原理についてとてもわかりやすく解説してあるのですが、しつけで困っていたりトレーナーを目指していたりする方にはもちろん、現役のトレーナーなどプロの方でもきっと重宝することは疑う余地がありません。 人間も動物なので、この強化の原理が人の行動にどのように作用しているかということも細かく書かれているのですが、これが実にわかりやすいのです。例えばDVに悩む女性(最近は男性もありますけど)が、なぜ暴力を振るわれてひどい目にあわされている異性から離れられないのか。 DVを受けている側の決まり文句「でもあの人優しい所もあるの」、これが全てを物語っていて、そのDVを受けている側が相手のごくたまに見せる優しさに対して、この本でいうところの変動強化づけされているということだと解説しています。 イルカの訓練でも、ジャンプをするたびに魚を与えていると、イルカはそのうちジャンプをしなくなるそうで、タイミング(この設定が細かいのです)と間隔を計りながら、いわゆる変動性を保ちながらジャンプと魚の関係を理解させ行動を強化していくといいます。 スロットやパチンコなどのギャンブルも同じで、たまにドカンと出るからハマってしまう。つまりギャンブル依存症というのはパチンコ台に変動強化されてしまっているわけで、いつ行っても出てばかりいると面白くなくなるといいます。ちなみに私はそっちの方が断然いいです。 その反対に連続強化という定義もあり、犬や動物のトレーニングのことだけではなく、心理学の分野じゃないのかなと思うくらい、あらゆる強化についての解説がされています。知れば知る程、犬たちとの関係作りにこの強化というものはなくてはならない武器になることは間違いありません。 犬を飼っていない人でも、心理学という角度から読んでみると非常に興味深い本であるとも思います。1998年に出された本であるにも関わらず、未だにアマゾンで新品が購入できるのを見ても、超ロングセラーになっている理由がわかります。すごいなぁ。 ちなみに拙著は3,000部までもう少しというところらしいです。初版1万も刷ってもらったのに…。人の本の宣伝してる場合じゃなかった。こんなブログでも読んでいただいてありがとうございます。せめてこちらの応援だけでも。下のデカ似顔バナーをポチッと。↓]]>