この記事は2015年3月5日に書いたものです。
改訂版として2017年2月4日に、こちらの記事をベースに改訂追記しました。
よろしければ、そちらをご覧ください。↓
「サロン独立開業」カテゴリー第13回目になりますが、いよいよお金に関することを書いてみたいと思います。
セミナーでお話しするとき、皆さんの目つきが変わり一番真剣にお聞きになると言うと失礼かもしれませんが、やはり気になるところであり大事なことです。
セミナーでは本音でガンガンお話しさせていただいていますが、ブログでどこまで書いていいものか(笑)、でも思いきって書いてみます。
ペットホテルを自宅で開業することを前提に書かせていただいているこのカテゴリーですので、その場合のシュミレーションで進めていきたいと思います。
たとえば、弊店の料金設定でいくと、小型犬が1泊(24時間)で4500円いただきます。
1日1匹ご利用を想定します。
まず、ほとんどの場合において1泊ご利用は4500円で収まりません。
1泊の場合、朝お預かりしお迎えは翌日の夕方ということがほとんどだからです。
この場合は延長料金1時間350円をいただくことになります。
トイプードルを今日の朝9時にお預かりし翌日の夕方6時にお帰しする場合。
1泊(24時間)4500円プラス延長が9時間で3150円、計7650円。
1日1匹のみお預かりし、1ヶ月30日として229500円です。
そんなうまい話あるわけがないとお考えでしょう。
私も自分でシュミレイトして最初はそう思いました。
ところがちがいました。
ペットホテルには1泊の子もいれば3泊の子、1週間の子もざらにいます。
現在弊店に来ているトイプードル3匹の家族、実は42泊中です。3匹で42泊です。述べ126泊。(4週間以上は50%オフになります)
なぜそんなに長期なのか不思議かもしれませんが、出張や家の建て替えや諸々、意外と需要があります。
42泊は長い方(最長は3ヶ月というのがありました)ですが、安心できる環境で預かってもらえるならということで、長期のお預かりが増えるのは事実です。
1日1匹毎日というと眉唾話に聞こえますが、延べで考えるとすぐに達成できる数字なのです。
おうちで毎日1匹のわんちゃんのお世話をして月229500円。
十分な収入ではないでしょうか。
もっと大きく稼ぎたいと思われるかも知れませんが、ご自宅で始められる場合を想定しています。
私もそうですが、初めから大きく求めていません。
細く長く続けることが一番の目標で、目指すは小さな巨人です。(笑)
ちなみに弊店の場合、ペットホテルの犬たちがまったくいない日は1年365日で1回あるかないか、そしてほぼ複数のわんちゃん、年末年始や大型連休ともなると、足の踏み場がないほどの犬たちが来てくれます。
もちろん商売には原価というものがかかります。
考えてみてください。
ペットホテルの原価率。
私がご説明するまでもなく、ご自宅でされる場合、家賃も光熱費も別途かかりません。
最低限の初期投資(追ってお話しします)は必要となりますが、減価償却を考えても自宅ペットホテルの利益率は90%を軽く超えます。
決して夢物語を語っているわけではありません。
経験上の数字です。
そこにトリミングや諸々のサービスを付加していくと、客単価は自ずと上がっていきます。
いかがでしょうか。
上記のことを参考に、一度ご自分でもシュミレーションされてみてはいかがでしょう。
ただし、これだけの利益率でそこそこの売上げが見込める裏には、それ相応の努力とリスクを伴いますし、決して楽して儲かる仕事ではありません。
そして、何もせず黙っていてもお客さんが来てくれるほど商売は甘くもありません。
どういったリスクがあり、集客をするために何を優先しどういう宣伝をするか。
次回はそこを書いてみたいと思います。
最後までお読みいただき感謝します。↓
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