御多分に洩れず、ペット業界で働いたこともなければトリミングに関する知識もゼロだった彼女。以前から興味のあったトリミングを勉強したいと思ったのはいいものの、まだ子供さんが小さく子育て真っ盛りの時期で、時間的にも金銭的にもとても一から専門学校に行く余裕などない中で調べているうちに出会ったのが、日本ヒューマンアカデミーの「たのまなトリミング通信講座」だったそうです。 講座を受講し始めた当初は、育児が落ち着いたらいつか自分のお店をしたい、今はただ一生懸命勉強しよう、そんな気持ちで実技研修所である弊店に来られました。 ところが実技研修が進むうちに彼女の心境に変化が表れます。 「いつかしたい」が「早くしたい!すぐしたい!」に変わったのです。それはなぜか。技術的な進歩、先生とのいろいろな話、現場の空気、いろいろな経験がありますが、なにより実際に自分と同じ立場だった人たちが開業している姿を目の当たりにし、独立開業が現実としてハッキリ見えたからです。 実技研修終了から2ヶ月後、4坪の自宅のガレージを改装して作ったのがこのお店です。 ご主人やご家族の協力なしではできなかったと今もおっしゃっていますが、今でも思い出すという開店から初めての年末(トリミングは年末が1年で最高の繁忙期)のこと。 子供をかまってあげることもできず後ろ髪を引かれる想いで忙殺されていた彼女の元へ、当時5歳の息子さんがトリミングをしているお母さんの絵を描いて持ってきてくれたそうで、その絵を見たときは涙が止まらなかったと。5歳のぼくの健気な思いや家族の絆があり今がある、素敵なお話を聞かせていただきました。 皆さん物語がありますね。さて次回は、自宅開業を成功されている皆さんの共通点について書かせていただきます。
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