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たまに入るケンタのペットシッターだが、グレートピレニーズ(超大型犬)なので散歩は男性スタッフが行くことが多い。リードだってこんなに太いのを2本。
IMG_1118 ケンタは日頃はグイグイ引っ張るタイプではないのだが、たまに目標(特に日本犬)や行きたい場所を見つけロックオンすると、突然パワー全開でグイグイ行こうとする。
IMG_1116 女性や年配の方であれば引きずられるのは間違いないパワーで、いつもケンタの散歩をされている飼い主さんも男性だが年配の方だから、ここは少し教えておいたほうがいい、よしやってやろうじゃないか、ケンタ、かかってきなさい、となった。
IMG_1121 写真でわかるだろうか。すでに相当の力で引っ張っている。ケンタ50kg弱。フフ。某100kg弱。負けるわけがないのだ。フフフフ、フフフフフフ。デブもたまには役に立つ。
IMG_1117 ケンタも負けない。引っ張る。目標はあっち側にある水道の蛇口なのは知っている。そこで水を飲みたいのだ。しかしそれはこちら主導で行く場所だ。ここで負けると、引っ張る=行きたいところへ行ける、という方程式を覚え(もう覚えてしまっているが)、この行動が強化されエスカレートしていく。 
IMG_1120 負けるかケンタ、諦めなさい。某は100kg弱だぞ、単位を変えれば0,1tだ。トンだぞ、トン。勝てるわけがないだろうが。カッカッカッカッカッ。でもまだ諦めないケンタ。 ん?少し緩んだかな?いや、まだだな。
IMG_1121 なんだかんだと3分くらいはこうしていただろうか。その時はやってくる。突然リードが緩んだ。 
IMG_1123 ケンタが折れた。諦めた。引っ張るのをやめたのだ。これでいい。この引っ張るのをやめた時点で、ケンタの行きたい方向へ進んでやるのが大事なのだ。引っ張らなければ行きたいところへ行ける、と覚える。 引っ張られている間は動かない、根比べ。
IMG_1122 引っ張られている皆さん、がんばりましょう。            どやさ。

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