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こんにちは、あんさんです。

以前豊中にお住いで、現在は東京に引越しをされたお客さまからメールをいただきました。

前略〜先日ペットショップで新たな子犬を買いました、保護犬活動をしている知人から「ペットショップで子犬を買うのはおかしい。本当に犬が好きなら保護犬の里親になるべきだ。殺処分の実態を知れば、ペットショップで買うことはできないはず。命を値札のついたガラスケースに入れているペットショップは悪、買う方も同じくらい悪」と責められました。ペットショップで買ったのはそんなに悪いことなんでしょうか。〜後略

というご相談です。
ブログでお答えする了承をいただきましたのでこちらで。

 

ペットショップを憎んでも解決しない

まず、知人の方のご意見にも一理あります。
正義感が強い方で、きっと保護活動に一生懸命なのでしょう。

一理ありますが、少し偏った考え方でもあります。
正義も振りかざすと凶器になって、ただの脅しになる。
よくあることです。

保護犬活動をされている方には、別の角度から見ておられる方も大勢いらっしゃいます。

ペットショップを憎んでも解決にならない。
悪質なブリーダーの排除、飼育環境の改善、ペットショップの店頭に並ぶ子犬の月齢の引き上げなどの法整備が必要で、現行のシステム自体を変えないといけないと努力されています。

私はそちらの考えかたの方がしっくりきます。
いずれは、ペットショップで子犬を買うというシステム自体が成り立たなくなるように法整備されるべきです。

 

 

いつになるかはわかりません。

でもそれまでは、今ペットショップに並べられている子犬たちが少しでも幸せになれるように、いいご家族との出会いを願わずにおれません。

だから、現時点においてペットショップで子犬を買うことは悪だとは思いません。
それを悪というなら、うちのお客さんのおそらく半分以上は悪になってしまいます。

ペットショップに責任を押し付けるのではなく、私たち飼い主のモラルももっと高めていく必要があります。

 

衝動買いはNG

衝動買いはいただけません。
犬を飼うと、どれだけの金銭的負担が生じるか。
飼おうとしている犬種に必要な運動量による散歩などの時間的な束縛もあります。

先日の記事「ペット同宿可の条件に見える〜愛犬家のマナーレベル」にも書きました。
愛犬家でない人たちにも受け入れてもらうために必要な、最低限のしつけの必要性。

わー!かわいい!欲しい!飼おう!
だけでは済まされない責任がそこに生じます。
まぁ、そんなことは随分前から言われ続けていることで今さらここで熱弁を振るうことでもないのですけど。

どうぞ○○ちゃん(先住犬)同様、いっぱい愛情を注いであげてください。
○○さまが、愛犬家で、どれだけ犬を大事にされているか、私はよく存じ上げております。
責められた知人の方とは、ある意味いい距離感をもってスルーしておけばいいのです。

犬を大事に思う気持ちは一緒です。

どやさ。

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