さて、前回の記事でペットホテルを開業するにあたり必要な第1種動物取扱業のことと、第1種動物取扱業を取得するには各事業所につき各1名の動物取扱責任者が必須になっているというところまで書きました。
例えば大阪府の場合、以下のように定義されています。以下抜粋。
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動物取扱責任者は、行政と事業所との窓口役となり、施設従業員などに対して動物取扱責任者研修において得た知識及び技術に関する指導を行ない、施設管理や動物の健康及び安全の保持その他動物の適正な取り扱いなど動物取扱業の適正な運営が行なわれるよう監督する立場にあります。
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お役所の文言らしい、実に堅い書き方で難しく感じますが、そんなことはありません(笑)。それではこの動物取扱責任者になるにはどうすればいいのか。次の3つのうちどれかひとつの要件を満たしている必要があります。どれかひとつです。以下抜粋。
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①営もうとする第一種動物取扱業の種別ごとに半年間以上の実務経験があること
②営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術について一年間以上教育する学校その他の教育機関を卒業していること
③公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって、営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術を習得していることの証明をえていること
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つまり、ドッグサロンで働いた経験が半年あるか、専門学校を卒業しているか、試験に合格してある資格を持っているか、どれかをクリアしていればいいということになります。主な資格は以下の5つです。
それぞれ講習を受けて講習の最後に試験があるのですが、ハッキリ言って簡単です。試験の日程等についてはそれぞれの団体ホームページにて検索してください。
これだけです。これで開業する資格は取れたことになります。ところがいざ開業してみると知識欲が出てきて、他の資格を勉強したくなってくるものです。もちろん他の資格や知識があれば仕事の幅も広がり強みも増します。そこで次回は、できれば持っておいた方がいい資格について書いてみたいと思います。
追記:できれば持っておきたい資格・技術↓
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