昨日、また風花(Mダックス13歳)をいつもの動物病院に連れて行った。横に座らせるとブルブル震えながら抱っこをせがんでくるので膝の上に乗せてやる。すると震えも止まって落ち着く。かわいいやっちゃ。お、嬉しいなぁ、ちゃんと置いてくれてる。と、これ見よがしに自分の本を写り込むように写真を撮る親父。
病院に連れて行ったのは、またおっぱいの横にしこりを見つけたから。おととい、先生(奥です)が見つけて「ほら、触ってみてこれ、ほら」というので触ってみたら、確かに米粒大のしこりがコロコロ体の中にある。また出やがったかこのしこり野郎。風花は乳腺腫瘍を3度切除している。これで4度目だ。
相当大きな範囲で乳腺を取ってもらったのだが、再発は想定の範囲内。出るなら出やがれ、何度でも切り取ってやる。と言っても風花もいい歳だからなぁ、かわいそうだけど仕方がない。お、こっちにも本が置いてあるじゃないか。前に自分で持ってきたんだけど。しかもこっち向けて置き直したんだけど。パチリ。
診察で獣医先生に診てもらう前に、しこりのある所らへんを触っていたらもう一つしこりを見つけた。ありゃりゃ。獣医先生にまたしこりができた旨を説明する。ほら、こことここ、2つあるでしょ。一つはこれで、もう一つ横にちっちゃいの。ほら。これ。
こっちのちっちゃい方、これは乳首ですね……だって。わははは。相当クリクリしてもうた。すまん風花、許せ。でも米粒大の方は当たり。切除してからでないと良性か悪性かはわからないが、すぐに手術の予約を入れる。また全身麻酔かぁ。そっちの方が怖いなぁ。
麻酔に対するアレルギーというのは、今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫というものではないらしい。積み重なってドンとアレルギー反応が出ることもあるという。1万分の1という確率とはいえやっぱり心配だ。お客さんの愛犬でアレルギー出てしまって亡くなった子も知っている。
でも切るしかない。切らないという選択は下手をすれば寿命を縮めることになる。ここは手術だ。早期発見だから切ってさえしまえばなんとかなる。やっぱりいつもグリグリ触り倒すのは大事だな。トリマーという仕事柄もあるにしても、先生(奥です)が普段から触っているからこそ見つけられた。
犬の方も飼い主さんにグリグリ触られるのは気持ちがいいものだ。うちの子たちもお腹をわさわさ撫でられたりすると、ゴロンと仰向けになって本当に気持ちよさそうにする。スキンシップなんだけど、飼い主さんがそこに「触診」という意識をちょっと持っているだけで、体の異常は発見できる。
犬たちは言葉で伝えることができないから、こちらが日々観察してあげないといけない。特にしこりというのは早期発見が命なのだ。身体中をわさわさ撫でまくっていたら、しこりのコリッとした感触、違和感は必ず発見できる。週末です、どうか早速愛犬を撫でまくってみてあげてください。
誰かみたいに乳首としこり、間違えないように。
どやさ。
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