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おはようございます、あんさんです。

 

 

愛犬との別れ

 

これほど辛いことはありません。

先日ペットロスについてのご相談を載せました。偉そうに回答していますが、自分のこととなるとからきしです。

今いる愛犬らが”最期の時”を迎える場面を想像しただけで、表現しがたい心痛が胸にこみ上げてきます。

愛犬家であれば誰もが経験するこのつらい出来事の後、さて、皆さんは次の子を迎えますか?それとも迎えませんか?

昨日の2本目の記事に載せたメルちゃん家。実はつい2ヶ月ほど前に先住犬だったミニチュアピンシャーを亡くされました。

 

悲しみのさ中

 

その日、飼い主さんから電話がありました。

愛犬はもちろん、実はまだ身近な人さえ亡くした経験がなく、今から何をどうすればいいのかわからないと。

まさに茫然自失、落胆喪心の中、葬儀のことやその後のこと、私の話を泣きながら聞いておられました。

 

選択肢その1

 

それから1ヶ月後、メルちゃんのトリミングで送迎に伺いお話をしたとき。

あんなつらい思いはもう2度としたくない。もうメルが最後。この子がいなくなったらもう2度と犬は飼わない。そうおっしゃいました。

13年間、たくさんの別れを見てきましたが、愛犬の死を受け入れられず、次の子は考えられないという方は、特に女性に多いと見受けられます。

 

選択肢その2

 

逆の場合もあります。

亡くなった1週間後に、我慢できないとすぐに新しい家族を迎えられる方。

こちら、亡くした愛犬と同じ名前をつけられているお客様が複数名いらっしゃいます。

生まれ変わりと思いたい心理、すぐに新しい子を迎えてしまったことを亡くなった愛犬に申し訳なく感じる罪悪感など、複雑な心理が読み取れます。

 

選択肢その3

 

 

一番多いのは、時期は千差万別ですが、死別のショックが癒されてきた頃に、次の子を迎えたい気持ちがふつふつと湧いてくる方。

上の写真。昨日、人生(犬生)初のトリミングに来てくれたキキちゃん(Tプードル)も、1年ほど前に愛犬を亡くされたお客さまの新しい家族です。

前の子もトイプードルでした。同じ犬種を選ばれる方が圧倒的に多いのも、次の子を迎えられる皆さん共通の特徴です。

ご本人も気づかないうちに、心のどこかで、前の子の面影を追っているのかも知れません。

また無理に飼おうとはせず、その縁があらわれるのをじっと待たれる方が多いようにも思います。

 

”次の子”について

 

挙げましたように

①二度と飼わない
②すぐに次の子を迎える
③一定の時期を経て次の子を迎える

等の選択肢があります。

ペットロスからの脱却、犬を愛する気持ち、環境、様々な要素や縁が絡まって、ひょいと次の子候補が現れることもあります。

 

必然の出会い

 

もう二度と飼わないと思っていても、そこに頑なにこだわることもありません。

出会いは必然。あなたと犬は出会うべくして出会っています。前の子もそうだったはずです。お互い選ばれて目の前にいます。それが縁というものです。

縁の力には逆らえません。どやさ。

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