シニアどころではなく、風花(ダックス)と桜子(ラブ)はもうかなり老犬。獣医さんに行くたびにクスリの数が増えていく。お父ちゃんと一緒やなぁ。お父ちゃんはついに4種類にもなってしまったからピルケースまで用意して。しかもちょっと数値よくないからよく効くやつに変えましょうとか言われたりして。ははは。笑ってる場合じゃない。残り少ない。人生がじゃないですよ、クスリがです。もらいに行かないと。 クスリを飲むのは得意な方で、錠剤なら7〜8粒くらい水なしでも平気でいっぺんにゴックンできるのですけど、その話を薬剤師さんにすると怒られました。ちゃんと白湯で奥まで流し入れてくださいって。水なしで飲むのはダメなの?白湯?水じゃダメなの?初めて聞いた。昭和世代はそんなこと言われたことない筈。と思う。 うちの先生(奥です)は錠剤を飲むのが不得手で、1粒ずつ、まるでニワトリが水を飲むときのように、水とクスリを口に含んだらククっと顎を上げて勢いで流し込むという所作をします。これが笑えるので、ネタにしようと一度真似してみたけど笑ってしまってできないどころか、クスリ吹きました。 犬たちも薬を飲むのは得意不得意があります。おやつも薬も関係なくバクバク食べる子もいれば、そのままでは食べないけどご飯に混ぜたら食べる子、ご飯に混ぜたら薬だけキレーイに残してる子、薬を入れたとわかった途端にご飯にも一切口をつけない敏感な子。 どうしても食べないものだから、錠剤を直接喉の奥にググッと押し込んで飲ますという強硬手段に出ます。ところがどうぶつ病院のスタッフや僕らのようにペットホテルなど犬を預かる仕事をしている人間は慣れていますが、一般の人はそれがなかなか難しいようで。 ちょっとでも躊躇したり下手な入れ方をしてしまうと、犬もペッペッとクスリを吐き出すわスタコラ逃げるわ、薬を飲ますだけでもう大騒ぎの一大イベントになってしまいます。だから「おくすりちょーだい」というのがものすごくいいという評判を聞けばアマゾンですぐに購入してみたり。 おくすりちょーだい↓ それでも敵もさる者。どうやってみても錠剤をペッペッと吐き出す技を編み出しているものだから、よーし、錠剤だとわからなくしてやる、とわざわざ「錠剤クラッシャー」を買って粉にしてから混ぜたらやっと食べてくれて、夫婦で歓喜の抱擁をしたり。 錠剤クラッシャー↓ てんかんや心臓の病気など、生きるために毎日服用しなければいけないクスリがある場合は、クスリ嫌いというのは命に関わってきます。そうでなくただお腹がゆるくなっただけだったとしても、なんとか薬を飲んでもらおうと、四苦八苦するのは愛犬家あるあるですね。 溺愛するのも愛。昨日の記事でも書いた本当の意味で犬に優しくするのも愛。愛犬が嫌がることを心を鬼にしてするというのも愛。でも少しでも嫌がらないように努力を続けるのも愛。これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛♪♪また若い人はわからないだろうなぁ。 先日もスタッフと話していた時、「ポケベルで番号を入れて会話してたって知ってるか?0840でオハヨーとか」って聞いたら、ポケベルって何ですか?ときたもんだ。今なんと?ポケベル自体を知らないと?なんでだす?なんで知らんのだす?ビックリポンや。 薬の飲み方といい、ポケベル事件(もはや事件ですよこれは)といい・・・この世間とのジェネレーションギャップは、こっちもうちの愛犬同様シニアどころじゃなくなってきたってことでしょうか。 どやさ。
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