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■読売テレビアナウンサー・清水健さん(39) 関西で月~金曜の夕方、視聴率トップを争う情報番組のキャスターを務める。この2年近く、私生活では幾度も涙を流してきた。 昨年2月、結婚からわずか1年9カ月で妻の奈緒さんが他界。29歳だった。告別式では生後3カ月の長男を抱いてあいさつした。 妻は妊娠直後に悪性度が高く進行の早い乳がんが見つかったが、出産も自身の生存も諦めなかった。夫としてできることは何か。入院先の病室で寝泊まりしながら仕事に通い、新薬治験の可能性などを求めて多くの医師を訪ねた。 死の2カ月前に家族3人で離島に旅行した思い出、6日前に「もう抗がん剤は打てない」と医師に告げられ、妻の前で嗚咽(おえつ)したことへの後悔……。そんな経験や妻への感謝をつづった著書「112日間のママ」(小学館)を2月に出版。印税は新薬開発研究や、難病対策と向き合う団体に寄付する。 2001年、読売テレビにアナウンサーとして入社。若手時代はバラエティー番組への出演を重ね、人懐っこい性格で人気者になった。妻の闘病以前も、取材する側として人々の悲しみに寄り添ってきたつもりだったが、「今思えば全く分かっていなかった。悲しみは時間が経つほどに深くなる」。ツイッターなどでは、同様の経験をした人々からメッセージが毎日のように届く。「自分がたくさんの人々に支えられていることも知った。悲しんでいる人と共に泣き、力になれるキャスターになりたい」(後藤洋平)
  奥様を亡くされたことも、その後の告別式で生後3ヶ月の長男を抱っこして涙ながら挨拶されていたシーンもTVで何度となく目にしていましたから知っていました。でもその本当の悲しみやつらさは、おそらく私ごときの想像を絶するものであり、経験した人にしかわからないことだと思います。 その清水健さんの「今思えば全く分かっていなかった。悲しみは時間が経つほどに深くなる」という言葉にハッとしました。時間が経てば癒されていくはずの「悲しみ」という感情が、逆に深くなっていく。確かに思い当たる節があります。 仕事や生活に追われている間はいいのですが、ふとした瞬間に思い出し、涙が出そうなほどの切なさや悲しみに襲われる。これって普段は心の奥深くに沈んでいる悲しみという感情が湧いて出てきた状態で、つまりその感情は癒されたわけではなく、深くなっているということなんだと。 気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれませんが、愛犬を亡くした悲しみに通じるものがあります。私もそうですが、愛犬家の皆さんのお話をお聞きするにつれ感じること。それは無償の愛を与え続けてくれた愛犬の死に対する悲しみや苦しみの深さは、肉親のそれに匹敵します。犬との生活を経験されていない皆さんには考えられないかもしれませんが。 そして清水健さんの「悲しんでいる人と共に泣き、力になれるキャスターになりたい」という、共に泣くというこの言葉。経験した人の言葉は深いです。でもこれこそが、愛する者を亡くした人に対して他人ができる唯一の救済方法だと強く共感しました。   スクリーンショット 2016-03-03 4.26.44

112日間のママ

清水健さんが奥さんとの最後の日々を書かれた本「112日間のママ」。あかん、奥さんのこの笑顔見てるだけで…。清水キャスター、これからも応援していきたいと思います。

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