←まずはポチッと。 本を出せたことだけで十分満足でしたが、人間の業というやつですか。出せたら出せたで「売りたい」という欲が出てきます。ところが世間さまはそこまで甘くなく、どこの馬の骨かわからない親父が書いた本なんてそうそう売れるものではありません。 私も今回初めて知ったのですが、印税というのは出版部数分を出版された時点でいただけるようになっています。つまりその本が売れようが売れまいが、初版1万部であれば1万部分の印税は著者に前払いで入ってくるわけです。 通常、本の印税は8%〜10%です(自費出版と悪徳出版社は別)。私の場合は超優良企業のPHP研究所さんでしたから、とても良心的で通常通りでした。ありがたいことです。夢のようなことです。いきなりぶっちゃけてるなぁ。 売れなかったから印税を返せなんて言われることもありません。つまり売れなくても著者は痛くもかゆくもないわけです。痛いのは出版社。だからと言ってあとは知らん顔ということはできません。本を出してもらった恩義があります。 ちがう、それは綺麗事だ。先に書いたように、なんとか売りたい気持ちが沸々と湧いてくるのです、やっぱり。そのためにこうやってブログでたまに宣伝したり、店で一番目立つところに置いたり、こちらはコツコツがんばるしかありません。 もうすぐ開催の愛犬ツアーだって、ツアー参加者の皆様は1人1冊強制的についてきます(笑)。約50名のお客様ですから50冊。そのためにその50冊を仕入れるわけですが、著者割引で出版社から直接仕入れることもできます。 ところが私の場合、それはしません。紀伊国屋で普通の価格で購入します。それには理由があって、紀伊国屋のデータが公表されていて、それが全国の本屋さんの仕入れのデータベースになっているという事実があるからです。紀伊国屋さんで売れている本=売れる本、ということで全国の本屋さんが仕入れるということです。 それを知ったら、もう紀伊国屋で買うしかありません。昨日も梅田に出かけた先生(奥です)に紀伊国屋で買ってきてと頼みました。するとこれが5冊しか在庫がないと言います。最近はもう動きがないからな。5冊あっただけでもありがたいと思うしかないか。 4月2日が1回目のツアーです。時間もなく数も全然足りないので、仕方なく曽根駅前の本屋さんにならあるだろうと帰りに寄って買ってきてくれるように頼みます。なんせ、大々的に展開してくれていましたから。新刊コーナーにバーンとこんな感じで。 そして先生から報告の電話がありました。「在庫1冊やねんて」。がびーん。こうなると悲報です。なるほど、新刊がバンバン出てくるのだから、動きが鈍って行った本は淘汰されていくわけです。当たり前といえば当たり前。 本屋さんの平積みから棚差しになるだけでガタンと売れなくなり、いよいよ動かなくなって本屋さんから消えていくという、ね。なるほどぉ。感心してる場合じゃない。でもこの前動物病院で置いてあったのを待ち時間に自分で読んでみたけど、本気で面白かったんだけどな。いよいよバカですね。わはは。 それではツアーでお渡しする分に全然足りないので、著者割引でPHPさんに頼もうかとも思ったのですが、納期のこととか考えると面倒くさくなってきて、結局アマゾンで買いました。さすがに在庫いっぱい。しかも即日発送。なんだかもうそれだけで嬉しかった。アマゾン↓ 愛犬と「幸せ家族」になる方法 (PHP文庫) あ、楽天ブックスにもいっぱい。↓
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