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愛犬家の皆さん、特にこれから犬を飼おうと考えてらっしゃる方には是非読んでいただきたいと思うのです。殺処分の現場でペットたちの命がどう扱われ、私たち人間は小さな命とどう向き合えばいいのか。愛媛県動物愛護センターを背景に描かれています。
自己中心的、勝手極まりない理由で犬たちを捨てに来る人間。捨てた犬と記念写真を撮るためにセンターへやって来て、その犬に明るく手を振り帰っていく親子。獣医師の資格を、犬を殺すために使わなければならない職員。
譲渡会で里親が見つからず殺処分が決定し、それでも飼い主が迎えに来てくれることを信じて待ち続ける犬たちの姿。そしてガス室で迎える最期の時。こんなことが起きているのが日本の現実なんですね。
ペットショップをなくすのは無理でも、その在り方を変えることが急務ではないかと思います。捨てられた犬たちの末路、捨てられ殺処分に至るセンターの映像を店内でずっと流せばいい。犬を売る人たちは、犬を飼うことの責任の重大さを人間に知らしめる役割をもっと担うべきです。
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