←まずはポチッと。 先日、阪神タイガース金本監督の密着特番を見ていました。政治、宗教、野球の事は書かないと決めていたのですが、先日こちらの「今日だけタブーを冒します」で阪神ファンをカミングアウトしたので野球は解禁してます。 金本監督が最も尊敬する監督は、広島時代に師事した故三村監督なんだそうです。「星野さんと違うのか」と意外だったのですけど、今もし三村監督がご存命なら「今の自分のやり方は間違ってないか、本当にこれでいいんでしょうか」と聞きたい……その言葉が印象的でした。 鉄人ですよ。あの世界記録保持者の鉄人さえもそう考える。三村監督ってすごい人だったのでしょうが、それ以前にトップに立つ人の不安と孤独を垣間見ました。仕事の不安を相談できる相手って、大人になればなるほどいなくなっていきますものね。いい番組でした。 犬の問題行動についてもです。大昔は近所の世話焼きのおっちゃんおばちゃんがいて、自分たちの経験則であれこれ教えてくれました。それが正しいかどうかは別です。わんわんうるさかったらしばいたらええねん!ナメられたらあかんで!とことんいっとき!とか。笑 核家族化が進み、近所付き合いが気薄になっていくにつれそういうのは影を潜めていきます。犬の問題行動は健在ですから、ペットショップからの紹介や愛犬家つながりなどで、トレーナーさんが台頭してきます。 トレーナーではなく訓練士といったほうがしっくりくる訓練方法です。今でも警察犬訓練士さんなどはスパルタ方式の訓練士さんが多いのですが、とにかくビシバシ厳しい方法で訓練していきます。でもそれは非常に効果的でした。 効果的でしたが、訓練士の先生の言うことはい聞くけど、飼い主さんには相変わらず。そう言った問題が多発します。そして次に訓練士ではなくトレーナー、しかもカリスマトレーナーが登場します。トレーニングはアメリカやヨーロッパで主流の褒めて治す方法がメインです。 そして現代はネット社会。犬の問題行動の解決法はネットで検索したら情報で溢れています。その通りすればいいのです。中には真逆の方法が書いてあることもあります。どっちやね〜ん!とツッコミながらでも試してみてください。どれかでパッと治ったりします。 要はトレーニング方法は千差万別。犬種、育った環境、問題行動が起き始めた要因、家族構成、飼い主さんの現段階での知識や飼育状況、問題行動に対する現在の対処法などなど、すべての事象がそこに絡んできますから、問題行動対策も多種多様になり、その家庭独自のものとなるのが当たり前です。 つまり、飼い主さんがトレーナーになる以外、問題行動の完全解決はなし得ないと言っても過言ではありません。トレーナーが訪問して治したとしても1週間、いや3日で元通りなんてことがザラです。それはなぜか。飼い主さんがトレーナーと同じ行動を取れていないから。これに尽きます。 犬の問題行動解決は、トレーナーの仕事ではなく飼い主さんご家族の責務だという時代になってきました。ヨーロッパでは街角の公園に夜な夜なドッグトレーナーが登場し、飼い主さんにトレーニング技術を教えているのが普通の風景だそうです。 犬をトレーニングするのではなく、飼い主さんにトレーニング方法を伝授する。つまりコンサルティングの役割をしているということです。ヨーロッパでは公共機関や飲食店まで、犬同伴で入れることがほとんどなので、そのためには基本的な人間社会のルールを犬たちは知っていないといけない。 できない場合、非難されるのは犬ではなく飼い主さんなんですって。エライコッチャ。だからこそ犬たちを生半可な気持ちで飼えません。でも素晴らしいシステムだと思います。というか、あれれ?なんだこの裏表紙にある目次と紹介文は。 そうだ、この本にヒントがいっぱい書かれていると思われます。誰が書いてるんでしょう。何度読んでも素晴らしい本じゃないですか。びっくり。おすすめです。 愛犬と「幸せ家族」になる方法 (PHP文庫) 最後またバカ親父ですいません。どやさ。ブログランキングに参加中です。下のバナーに応援クリックで一票いただけると喜びます。ポチッと。↓
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