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おはようございます、あんさん(@kazuo_ansan)です。

今日は、「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」の作家百田尚樹氏、「本所おけら長屋」シリーズ作家の畠山健二氏、「ナニワのカリスマ添乗員」平田進也氏、三氏合同の出版記念パーティの日。

僭越ながら幹事をさせていただいておりますので、朝から丸一日出かけます。

 

そこでふと、なんでこんなことになってるんだろう?と、思い返してみました。

本つながり…でもないし、でも出版がひとつの転機にはなっていますし。

そもそもただの犬好きが、出版大手であるPHP研究所から出版させてもらったということ自体、自分でも今だに不思議です。

 

そこで、皆さんご興味があるかどうかは別にして(するなよ)、自分で整理、そして何より感謝を込めるために、出版の経緯を備忘録代わりに書こうと思いたちました。

密かに出版を狙っておられる方には参考になるか…ならないか…わかりません。

長くなるので、おそらく数回に分けて書くことになります。

 

すべてはここから始まった

もう10年以上前になります。

まだまだ拙い、うちのホームページを見て、来てくださったお客様がいらっしゃいました。

ペットホテルとトリミングでよく来てくれた、福助くんと桃吉くんです。

 

ミニチュアダックスフンドスムース

 

常連としてずっと来てくれていた2匹でしたが、数年後のある日福助くんがヘルニアを発症します。

手術をしたものの歩行困難に陥り、もう歩けない可能性が高いと獣医さんから宣告されたと飼い主さんからご相談がありました。

 

そしてその時、お客様は海外出張が入り、うちの店で長期のお預かりをすることになったのです。

お預かり期間中、せっせとリハビリを続ける先生(奥です)。

友人がアロマオイルの専門家だったので、いろいろ教えてもらいながら、アロマを使いマッサージもしていました。

ちなみにその友人はついこの間、PHP研究所から「ゆず健康法」という本を出版した岡山栄子氏ですが、その話はまたのちほど。

そうそう、福助くん桃吉くんの飼い主さんも「ビジネスマンは中学英語を使いなさい!」という本を出版されています。

 

とにかく、お預かり期間中、福助くんのリハビリを一生懸命続けた結果、なんと福助くんが自力で立ち上がり、歩けるようになったのです。

ところが、さらにそこから数年後。

 ふくすけ君、前回より重度のヘルニア再発。

運命のいたずらと言いますか、この時も飼い主さんは長期のアメリカ出張へ行かなければならず、手術が終わって1週間後の退院日は私が病院に迎えに行きました。

そのままペットホテルでお預かりになりましたが、歩くことはもちろん、今度はもう立つことも無理でしょうと獣医さんに言われたのです。

 

が……奇跡は起きました。

諦めずに毎日リハビリを続けた結果、お預かりから2週間後、なんと福助くんが自力で立ち上がり歩き始めたのです。

その瞬間の動画(55秒)が残っています。

スタッフの歓声入りです(先生は涙声w)。

 

 

実はこの日の早朝、10年以上一緒に生活し兄弟のように育った桃吉くんが入院先の病院で息を引き取ったのです。

海外出張中の飼い主さんの無念さは言うまでもありません。

そしてこのタイミングで起きた奇跡。

桃吉君が起こしてくれた奇跡……そう思えてなりませんでした。

 

この話からどうつながっていくのか。

やはり長くなります。続きは次回。

どやさ。

追記:3月21日「〜その2」を更新しています。↓

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